2017-02-22

金魚の白点病を治す

金魚の白点病を治す


※すいません、書いている途中で病気は完治しました。
後半、仕事の都合でデータが取れませんでしたが、鷹の爪の効果はちょっとギモン、多くの人が言うように、塩水浴、水温上げ、+薬浴をシンプルに行うことで問題ないように思います。(すいません、鷹の爪は「鷹の爪だけ」でやってみないと判断できませんでした)
本件いったん報告の上、少ししたら当記事は削除するか、もう少しまるっと書いて終了にしたいと思います。2017.4




金魚に限らず、水槽のセットアップ後に起きやすい白点病。特に初めてだと結構ビックリします汗
早速自分の水槽でも発症してしまいました・・・涙

ネットを調べると、塩浴、薬浴、鷹の爪療法などあるようですが、薬浴用の別水槽を用意したり、メイン水槽側を全消毒せよとなっていたりで、なかなか初心者がやるには難しそうです汗。

しかし誰でも、白点が出た魚の側もメイン水槽側も再発させたくない!と思うはず・・・ならばいろいろやってみよう、という企画笑。

※当ページはマニュアル・サイトではなく、「他サイトの情報を元に自分でも試してみた報告」です
※市販の観賞魚用薬品は多くの調査・研究・試験を重ねた上で販売されているものです。鷹の爪は民間療法・趣味の範囲、正しくは観賞魚用市販薬にて治療することをお勧めします


1.白点病の確認(診断)


・人間の場合と同じく、早期発見・早期対処が大切です
診断を誤って間違った薬品を使ったり、病気でもないのに薬を処方したりする間違いを起こさないように。
また、あれ、ちょっとヘンかな・・・と思っているウチに白点で体中真っ白、となることがあるので本当に注意。

・水槽によく近づいて金魚の様子を確認
らんちゅう2匹の尾びれに0.5mmほどの小さい白点が4~5個(下に画像あり)。

・肉眼では見えないほどの白点虫が魚体にくっついたはずの初期段階を経て、白点の形になって現れた段階と思われます。

・らんちゅう自体は特に変わった様子はなく、餌も食べるし普通に泳いでいますが、安心しない。

・水槽の底砂が白い細粒なのでそれが白点に見えている場合、尾びれを振る動作をするとパラパラと砂が落ちるのですが、どうもこの白い点は尾びれにぴったりくっついている様子。



白点病の黒らんちゅう
(尾びれに数個の白点がある)
※頭から体にかけての白い点は底砂を掘り起こして砂をかぶってしまったもの


白点病のらんちゅう
(尾びれに数個の白点が出始めている)
※頭の肉瘤に1~2個ある白いモノは白点ではありません


ということで白点病に認定!(ズバっとわかりやすい画像じゃなくてスイマセン苦笑)

大事な金魚さんには申し訳ないですが、上画像の黒らんちゅうには、バケツに移して塩浴と薬浴療法を、下画像のらんちゅう(和服の帯みたいな方(笑))にはメイン水槽のまま鷹の爪療法をやってみます。

※白点の少ない下画像のらんちゅうを目印にして、メイン水槽で白点が駆除されたかを確認した上で、バケツ側の黒らんちゅうをメイン水槽に戻したい

※鷹の爪が効いたなら、黒らんちゅうもメイン水槽側で継続処置できるのかもしれない

※鷹の爪を使う方法は民間療法のようで効果のほどはわかりませんが、水草を枯らさない、レイアウト等も含めて殺菌できる、マラカイトグリーンなどのように水槽のパーツが青く染まらないなどの利点があるのだそう



2.塩浴と薬浴による処置(黒らんちゅうの方)

黒らんちゅうをバケツを使って塩浴&薬浴します。

・約6リットルの水道水をカルキ抜き
・温度は水槽の方と合わせておく(プラスマイナス1度くらいは害なしでした)
・治療薬にはトロピカルゴールドを用量分
→今回は水6リットルに対し約0.14gを処方
※「約」としているのは添付のサジではアバウトすぎて0.14gとか計れないので笑
※薬水をかき混ぜた後でも、薬剤の粒がバケツの底に残る現象がよくある。十分かき混ぜる
※用法・用量は当記事によらず、薬剤に添付の説明書に従う

・0.5%の塩水
→水約6リットルに対し30gの塩(アジシオではない普通の塩でOK)
→塩は魚への影響を考えて、だいたい0.1%程度の濃度から開始、5回ほどに分けて溶かす
※1日ずつ塩分濃度を高くするといった情報もありますが、数時間単位・数回に分けて塩を溶かしていくでも問題ないようでした(ウチは)

 【注意】
トロピカルゴールドには予め「塩化ナトリウム」が含まれていますが、食塩量と塩化ナトリウム量はイコールではありません。

※塩浴に関して検索すると出てくる塩の用量は「食塩相当量」と考えてください
→食塩相当量(g)=ナトリウム量(g)×2.54で計算できます

※トロピカルゴールドの説明書には薬剤100gあたり「塩化ナトリウム」80.0g。
→「食塩相当量」に換算すると、薬剤100gあたり食塩相当量約203gとなります

※今回使う薬剤の量0.14gあたりでは、食塩相当量約0.28gが含まれるという計算に。5%塩浴(水6リットルに対し30gの食塩)を行いたい今回は、意識しない量と判断しています(自己責任です)

※食塩に含まれる「にがり」の割合も気にしません(そもそも水自体、メスシリンダーで計ったりしませんからお気軽にで苦笑)


金魚の塩浴に使用した塩
(塩分100%にこだわらなくても(にがり入りでも)、普通の塩でOK)


金魚の白点病に使用した薬、トロピカルゴールド
(繊毛虫を原因とした白点病を始め、尾ぐされなどの細菌類、うおじらみなどの害虫など幅広く対処できてお勧め)


薬浴&塩浴中の黒らんちゅう。この機会に「上見」で鑑賞笑
(わりと元気そう)


3.メイン水槽の処置


メイン水槽では、鷹の爪療法を行ってみます。
レイアウトや水草をそのままに、軽度の白点だけでなく肉眼では見えない白点虫まで駆除したい考えです。

メイン水槽の金魚は全部で9匹ほど、肉眼で白点が見えた2匹のうち1匹をメイン水槽側に残す。
(あともう1匹は黒らんちゅうで、「2.」でバケツの薬浴&塩浴をさせています)

ネットで検索すると「魚に副作用が無く」「水草に悪影響せず」「取り扱いが簡単」「数日で効果が見える」とのこと


・水10リットルに対し鷹の爪1個程度
→120cm×45cm×45cmで約250リットルなので鷹の爪25個程度
→今回、濾過槽分は無視して考える(つまり水に対する鷹の爪の割合は少な目に)
→スーパーで売っている乾燥輪切り鷹の爪がキッチンにあったので、それをお茶パック1つ分に入れ、水槽のシャワーパイプのあたり(下に写真あり)に浸す


画像中央少し上、緑色のパイプのあたりにある「赤茶色のお茶パック」が投入した鷹の爪
鷹の爪に含まれるカプサイシンに殺菌作用があるとのこと


4.経過観察

・白点病は水温を30度程度に上げると治療期間を短くできるとされていますが、今回はやっていません
→何による効果だったのかわかりにくくなるため

・「最低でも2週間の治療を」など、(水温などによって)治療期間は様々
→鷹の爪なら長めにやっておけそう

・治療期間中、餌は切ります

・万一のことがないよう、水槽と魚の状態はこまめにチェックする


【魚の様子】


■約3~4時間後(夜)
・塩浴&薬浴の黒らんちゅう
→普通に元気。懐中電灯を当てるとまだ白点がある(当たり前)

・鷹の爪を投入したメイン水槽
→金魚が少しダルそうにしている。動きが鈍く、水中にポカンと浮いている感じ。要観察。

■約6時間後(就寝前)
・塩浴&薬浴の黒らんちゅう
→特に変化無し

・鷹の爪を投入したメイン水槽
→引き続き金魚がダルそうにしている。水中にポカンと斜め上を向き、各ひれをだらんと下げている感じ。
※このまま就寝して金魚に事故があると怖いので鷹の爪を一旦取り出し、就寝。

■約15時間後
・塩浴&薬浴の黒らんちゅう
→元気。尾びれの白点に変化なし。(薬浴による治療は数日かかるため問題なし)

・鷹の爪を投入したメイン水槽
→水槽内のすべての金魚が背びれをたたんでダルそうにしているが、水槽に近寄ると餌をほしがり動き出す。らんちゅう(着物の帯の柄みたいな方)の尾びれの白点が1~2個に減っているように見える。

塩浴・薬浴約15時間後の黒らんちゅう
白点の状態に変化なし(特に問題なし)

鷹の爪療法約15時間後のらんちゅう
尾びれにあった4~5個くらいの白点が1~2個に減っている


■約30時間後
・塩浴&薬浴の黒らんちゅう
→引き続き元気。水を汚していたので、2つ用意していた同一規格のバケツに同様の薬水を作り移し変え(≒100%水変え)
→白点の数・見た目は変化無し

・鷹の爪を投入したメイン水槽
→これまで「ダルそうにしている」と言っていた状態が悪化の傾向。特に更紗オランダ1匹が背びれを完全に閉じ、底に沈んだ状態で数時間動かなくなった汗。
→緊急で3分の1程を水変えしたところ、割と元気に戻った

鷹の爪を投入後薬30時間、更紗オランダ(画像左下)が背びれを畳み、
底に沈んだ状態で数時間動かなくなった(寝ているだけ!?)
※1/3ほどの水変えを実施


1つ上の画像より、ダルそうにしている更紗オランダの拡大


【水の様子】 ※メイン水槽のみ。薬浴バケツの水は観察対象外

TDSは水に対する溶解物の量を示すもので、鷹の爪からの溶解物が数字で見えるかどうか、試しに計って見ているものです。

・鷹の爪投入前、メイン水槽のTDS値=159、濁りなど無し
・鷹の爪投入後、約6時間後のメイン水槽のTDS値=176、濁りなど無し
→この時点で夜(就寝)となり、鷹の爪を一旦水槽から取り出す
※就寝時にカプサイシン濃度が濃くなり問題となった場合に対処できないため
※水の色が赤茶に染まると思ったがそうでもなかった
・約15時間後、取り出していた鷹の爪をメイン水槽へ戻す。TDS値=156、濁りなど無し
・約30時間後、TDS値=167、濁りなど無し
→就寝前だったことと更紗オランダが元気を無くしたため鷹の爪を水槽から外に出した
※同時に実施した約1/3の水代えで、TDS値=152(ちなみに水道水のTDS値は130前後)


※また更新します

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