2017-06-07

水合わせのこと

水合わせについては、金魚を始めようとする人が一番最初に覚えることかもしれません。
ボクも子供のころ初めて、金魚屋のおばちゃんに教えてもらったことを覚えています。

ほとんどの人が知っているだろう水合わせ・・・しかし基本すぎて、ついつい雑になっていませんか!?

新しく金魚を買ってきたときだけでなく、大掃除などで別の水槽やバケツに移し替えるとき、塩水浴や薬浴のときなどやるべきシーンは多いので、水合わせの要件に適っていてかつ、できるだけサッと簡単にやれる方法の方がよいと思います。
(一応点滴法の道具も買ってみましたけども)

そこで思い出したのが、小さいころに金魚屋さんのおばちゃんに教えてもらった方法でした。これが一番シンプルで一番問題が出ない方法のように思います。


↓皆さんも知ってるハズのコレ。特に新しい方法ではありません。

~シンプル水合わせの方法~


  1. 金魚を袋ごと水槽の水面に浮かべます
  2. 30分ほどしたら袋の口を開け、水槽の水を袋の方に少し入れます
  3. これを10~15分くらいごとに水槽の水を袋の方に少し入れ、2~3時間ほど繰り返します
  4. 元々の袋の水と、水槽の水が6~7割以上に交じり合ったら金魚を水槽に入れます

  • 水槽の方の水はカルキ抜きがされている前提です
  • 金魚の場合が前提。特にエビ、ミジンコ等はこの方法では死ぬと思われます
  • 高級熱帯魚の場合も死なないにせよ「危ない橋は止めておく」です
  • 自宅での薬浴用に水合わせをするような場合には、手桶(料理用などの取っ手が付いたプラ製のボウル)でやる方法やバケツでやる方法もあり
  • 金魚を水槽に移すとき、できれば、袋側の水は水槽に入れないようにします
    ⇒病原を気にしているつもりですが、結局、病原体は金魚の方にもくっついていると思いまので、できる限りのつもりでやっています
  • 話が分かりにくくなるので「トリートメント」の事は除外しています


【失敗談】

・手で大体の水温を確かめて、金魚をボチャン!と入れてしまう
 ⇒金魚を水に入れた直後、派手めに泳ぎ出し、まもなくして底に沈んで動かなくなる症状が出ることがあります(水温ショックかPHショック)
 ※昨日まで元気だった金魚が水替え後から調子を悪くするような状態

 ⇒その後、そのまま体調を崩して弱り白点などが出ることもありますが、今度は白点の方に囚われてしまい、また別の薬浴用の新水に移し替え、ますます弱らせてしまうようなことにならいように注意です

 ⇒問題が起こってから回復させることの方が難しいです。金魚のためにも限界の追求は止めてあげましょう

 ⇒特に温度の低い方への耐性が弱いです。また、古い水から新水に移した場合も弱いと思います。温度差についてはは+ー2度程度内にしておくのが無難と思われます


・水替え時の水を水道の蛇口(浄水器も同様)から流し入れてしまう
 ⇒水替えをした晩や、翌日などに金魚が底に沈んでじっとしてしまう症状が出ることがあります(水温ショックかPHショック)

 ⇒これは結構やっている人を見ますが・・・だいたい全水量の3分の1程度だと大きな問題が出ないことが多いようですね。しかし水替えの水量がつい、半分や6~7割をしてしまったときにアウトになったり、中でも体が弱い1~2匹だけが底に沈んでしまうような場合もあります

 ⇒逆に半分や6~7割といった量の水替えが金魚に良いという人もいますが(ボクも実際にそう思いますが)、これはカルキ抜きや水合わせがキチンとされた前提です


・ほか、塩水浴や薬浴のとき、古い水を避け、100%新水に移し替えたい場合もありますから、この時の水合わせも忘れないようにしなくてはなりません



水合わせは「水質を合わせること」と「水温を合わせること」の2つに分解して考えられると思いますが、冒頭に書いた金魚屋さんのおばちゃんが教えてくれたシンプルな方法が、やっぱり理にかなっていると思います。


慣れてきても水合わせは忘れない
きもちい~♪
(水替え後に全ての金魚の活性が上がる状態が理想)







PHショックって、あの「かき氷を急いで食べたら頭がキーンとなる、の全身バージョン」だったらどうしよ(怖)!?

結局、水合わせを全く知らない人はいないだろうと思っていて、問題は”このくらいは(手を抜いても)大丈夫かな”と考えてしまう心理があるのではと思っていて(ボクだけ苦笑?)・・・

水合わせは必ず。必要分を。





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